ブラームス:ヴァイオリン協奏曲



ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

商品カテゴリー:ミュージック,CD,DVD,クラシック,音楽
収録曲:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 第1楽章:Allegro non troppo (Kadenz: Max Reger; Plaeludium d-moll op.117 No.6), ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 第2楽章:Adagio, ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 第3楽章:Allegro giocoso,ma non troppo vivace-Poco piu presto, ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102 第1楽章:Allegro, ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102 第2楽章:Andante, ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102 第3楽章:Vivace non troppo,
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カデンツァはレーガーの前奏曲とフーガでやる、という意思表示

1982年9月ウィーン、コンツェルト・ハウス大ホールでライヴ録音。同時にユニテル社が映像を収録、DVD化されている。1983年のブラームス生誕150年祭の一環として企画されたチクルスで、クレーメルにとってこの曲はカラヤン+ベルリン・フィルと1976年3月に西側デビュー作として録音しており、二度目の録音となる。

しかしながら圧倒的にこちらが名演だ。何と言ってもカデンツァをマックス・レーガーの前奏曲とフーガニ短調作品117第6の前奏曲全曲でやり遂げた、というところが出色だ。カラヤンとの共演ではおそらくカラヤンが若かったクレーメルの主張などまったく受け入れず、クライスラーのフツーのカデンツァをやらせたと思われる。その点、バーンスタインは懐の深さが違う。クレーメルの自由にやらせ、ウィーン・フィルを見事に鳴らしている。すばらしいコラボレーションだ。

クレーメルの著書『琴線の触れ合い』には自身のカデンツァのこだわりが蕩々と述べられている。それとともにこの本の冒頭はこの録音をした時のエピソードで始まっている。リハーサル後、銀行に向かう途中、目が見えない少女がロシア語の詩をクレーメルに聞かせてあげる、と言い聞かせてくれた。そのお礼にクレーメルはストラディヴァリに触れさせてあげたようだ。そういう『琴線の触れ合い』の後の自分の思うとおりのカデンツァでの演奏、悪いわけがない。兄貴分のように面倒見のよいバーンスタインの様子も描かれていて必読だ。



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